合気道開祖の言葉を今風に考える:祭政一致は最強コンボ

phil

みなさまこんんちは。合気道をはじめるにあたりまずは開祖の書物を読破した、理念から入る男ことマツリです。

 

さてさて、最初に開祖の言葉を読んだときに思ったのは「これはけっこうキツな」というものでした。

 

本の内容っていうのは、それがどれだけ自分のこととして捉えられるかでわかりやすさが変わってきます。物理の本とかが一般の人にわかりにくいのはまさしくコレですね。

 

そんなわけで、今回は開祖の言葉をより身近に感じてもらおうじゃないかという試みです。

 

頻出ワード「祭政一致」

開祖がよく使う言葉のひとつに祭政一致があります。Wikipediaによれば、

祭政一致(さいせいいっち)とは、祭祀と政治とが一元化、一体化していること。祭政一致の祭は、「まつり」であり宗教を意味する。政は「まつりごと」、政治を意味する。祭政一致の体制の下では、政治的指導者が同時に宗教的指導者を兼ねている。

祭政一致(Wikipedia)より抜粋

 

つーことらしいですが、まぁ馴染みのない言葉ですよね?

 

こいつが何かっていうと今で言えば政教分離などといわれているアレということになります。政治と宗教を一致させると強力な政権&教団が出来ます。麻薬王が総理大臣もやってるみたいな感じです。

uragawa

政治家はとにかく金がかかると言われていますが、宗教は人々が喜んで金を出してくれるというバツグンの相性を発揮してくれます。

 

要するにカードゲームでいうところの最強コンボです。こんな風に書いていくと何やら極悪非道なイメージになってしまいますが、その力をどのように使うか?という話です。正しく使えば、本当にいい国だってつくれる。そういうことです。

 

政教分離に文句が出るのもそこに本当の正しさが感じられないからだとも言えます。

 

そもそも宗教と政治だってもともとは一体でした。神の代弁者だったり力だったりを持っていると言われている者が政治を執り行ったり祀られたりしていました。

 

古き時代の天皇様はちょっとした動作だけで国に禍を振りまいてしまうので、できるだけ余計なことをさせないように動くことのないように色んな人が四六時中お世話していたという記録もあります。

宗教のリーダーも政治のリーダーも失敗すれば信頼を失うというのも、共通した話かも知れませんね。

参考:J.G.フレイザー著『初版 金枝篇 上』(Amazon)

 

さて、そんなわけで祭政一致とは正しく最強の状態と言えるでしょう。それをどうやって実現すればいいのか? 開祖の言葉の文脈から見ていきたいと思います。

今まではもの一方だった。あの人は魄力(はくりょく)が強いとかいった。今日は成り行きで魄力の世界である。だから世の中の争いは絶えない。魄力でやってゆくこと、あくまで魂を表に出すことである。魂の力をもって自己を整え、神を表に出して神代を整え、祭政一致の本義に則ることである。

合気神髄より抜粋()内はマツリによる

神は目に見えず、手で掴めません。なぜなら神は霊の霊であり、仏は物の霊なのです(神仏は陰陽の霊)。即ち魄の中に神が入り、魄を育て魄は精神を守るのです。他に神があるのではなく、生まれながらに天から授かっているのです。魄をもったことは天からの使命を持たされたことなのです。魄を育てあげるだけの能力を持たされているのです。これが祭政一致の本義なのです。宮をこしらえ祭壇を作り、これをきれいにして、祝詞を奏上すると招かずして神々が鎮まるのです。

武産合気より抜粋

 

ここでも開祖の陰陽の話が出てきます。物と霊とは物体と精神のことであり、魂と魄は精神と肉体のことです。こいつを今風に言うならメンタルを鍛えようぜということだと思います。

霊

なんのこっちゃわからん神様の話ですが、陰陽や物体と精神の話と割り切ってみると思いのほかわかりやすくなります。

今までは物質一方だった。あの人は見た目の迫力が強いとかいった。今日はなりゆきで物質、見た目重視の世界になっている。だから世の中の争いは絶えない。あくまで精神を表に出すことである。精神の力をもって自己を整え、精神が身体に現れるようにして精神の時代を整えていき、祭政一致の本義に則ることである。

合気神髄より抜粋・意訳

神は精神なので目に見えず、手で掴めません。なぜなら神は精神を司り、仏は物を司るからです。(仏は座禅や仏像など見える方を司る)即ち肉体の中に神が入り、肉体を育て肉体は精神を守るのです。他に神があるのではなく、生まれながらに天から授かっているのです。肉体をもったことは天からの使命を持たされたことなのです。肉体を育てあげるだけの能力を持たされているのです。これが祭政一致の本義なのです。宮をこしらえ祭壇を作り、これをきれいにして、祝詞を奏上すると招かずして神々が鎮まるのです(肉体を神殿にする)。

武産合気より抜粋・意訳

 

こんな風に読めば開祖がいってるのはただ単に、肉体を鍛えてそこにちゃんとした精神を入れようよということです。

 

それが祭政一致なのです。個人レベルの祭政一致は肉体と精神が調和しているということです。別に何も特別なことではなく、そりゃそうだよな、というような内容なのです。

yonyang

つまり先ほどのクソ長ったらしい 少し言いたいことが過剰に出てしまった開祖のおちゃめな文章を簡潔にまとめると、

 

肉体と精神を鍛えて最強コンボ☆を使えるようになろうよ。

 

以上です。

 

実に単純明快ですね。まぁこれはあくまで読み方の一つなので絶対にこれが正しいなどというつもりはありません。でもこんな感じで当たり前のこと、自分のこととして読んでいけば開祖の言葉はけっこうすんなりと入ってくるように思います。

 

開祖が祭政一致の話をはじめたら、ああ、最強コンボの話をしてるんだなぁと思えばいいわけです。

 

ちなみに開祖は合気道のことを真釣義(まつるぎ)だとも言ってますが、これも祭(まつり)政(まつりごと)をくっつけた上にさらに剣(つるぎ)と釣義(つるぎ/バランス調整)をかけています。

 

要するに最強コンボですね。肉体と精神の一致、政治と宗教の一致、剣と調整の一致、剣と体の一致、そういうことが開祖の言いたいことじゃなかったのかな。などと思っています。

 

おわり。

関連記事

言霊についての合気道スーパーマニアック考察

開祖の魔法の言葉『一霊四魂三元八力』についての合気道スーパーマニアック考察

 

 

Follow me!

コメントを残す

メールアドレスが公開されることはありません。 * が付いている欄は必須項目です